山もみじ Yamamomiji Japanese Maple Named【 Koga 】 ~ Refined ~

IMG_3943

IMG_3944

Omiya Bonsai Art Museum

2014年5月から11月の間に鉢替えがされていた。

毎度思う事なのだけど銘品の数々が今まで可能な限り時代をさかのぼって履歴は管理されているのだろうか。骨董品は由緒書きあるいは箱書き(当てにならない場合が多くい。所有した方の思い込みが多々あるが、情報として検証する事は出来る)があったりする。誰が所有してきたか、それに関わった具体的な事象をあえて不透明にし状況応じて(素人にはこの部分に腰が引ける)詳細を小出しにしている様な気がする。何となく土払いにあるような潔癖と駆け引きでしょうか。

それとも伝え聞く言われを物語の断片として「今は昔」と目の前にある盆栽を穏やかに楽しむのが良いのかなと思ったりする。

しかし、こんな事書いているとその内バチが当たりそうだ。

昨年は10月頃まで主にスマホカメラで撮っていて、エフェクト処理に熱を上げた奇妙な画像になっている。

野梅 Yabai  -Japanese Apricot- History of white apricot

IMG_4003
             Take on January 31, 2015.Omiya Bonsai Art Museum.
IMG_4001
             Take on January 31, 2015.Omiya Bonsai Art Museum.
IMG_3999
                 Take on January 31, 2015.Omiya Bonsai Art Museum.

梅の原種に野梅は近いそうだ。万葉の頃に中国から渡来する。奈良時代に読まれた歌の梅は白梅。平安時代は紅梅。おお、だから紅梅の君なのかとうなづく。

樹の寿命 About the end of the tree

IMG_3982
January 31, 2015 shooting  Omiya Bonsai Art Museum Shimpaku 真柏 【 Japanese Juniper 】 collectionNo.Buko  武甲 
IMG_3974
January 31, 2015 shooting  Omiya Bonsai Art Museum Shimpaku 真柏 【 Japanese Juniper 】 collectionNo.Buko  武甲 

樹の寿命を調べてみた。海洋植物を除いて地上にある自然環境では樹齢9550年(これは数字にのみ追い、クローン性コロニーを優先する)のスウェーデンにあるトウヒ(蝦夷松の一種)。自生している場所は伏せている。4本くらいしか生えてないそうだ。

林業をしていた祖父は山で寿命がつきた大きな樹が出ると、麓におろし保存していた。そうすると電話が来る「おい、出たぞ?いるか?」 その樹は乾燥が終わった後、工場で注文したサイズに加工されテーブルの天板や火鉢、丸田椅子になった。寡黙だったが人懐っこい笑顔と同様に温かい思い出の贈り物だ。

私が盆栽に興味を持ち、今頃になって自身が木を生業にしている職業に近い関係にあったのを思い出したのは、山で寿命が尽きた樹とは違う人の手に委ねられ盆栽となった後の寿命を思ったからだ。人から人へと渡り、姿を変え名前を変え、いつその息絶えてもおかしくない今を生きる過去からの贈り物、その盆栽は寿命を超越して100年1000年前にあったのを今に、また100年後1000年後にも存在している様な気がさせれる。それがその凄さなのかと。

http://www.wired.com/2010/03/old-tree-gallery/all/

真柏 武甲 背面 Shimpaku :Japanese Juniper Named: Buko

IMG_3980a
January 31, 2015 shooting Omiya Bonsai Art Museum
IMG_3979-a
January 31, 2015 shooting Omiya Bonsai Art Museum

前日の雪で展示場所(軒下だったので屋根から落ちる雪から避難)が変わり、この様な背面を見ることが出来た。かっこいいですよ。

今の世に、ここまでして、この姿で葉を茂られさせているのが不思議なくらい(育成管理している方の賜物)。いつ逝かれてもおかしくない。この様な銘品の寿命が尽きた場合は盆栽界の慣例があるのだろうか。挿し木を採るとか、培養細胞を保存、シリコン保存….「枯れました」と一言が潔いかも。

この間読んだ本に「銘木に裏表なし」は格言の様に言われるがそれはどうか?その盆栽によりけりが妥当なところで。

いわしで Iwashide (Korean Hornbeam)

collection No.083   This is recorded as having been mountain picking(yamadori) in the Korean Peninsula.

山採りはですね、地主さんの許可を貰っているか、心構えがそれなりにないのでしたらいかんのです。現代の日本では。祖父が山持の林業をしていたのですが、特に養生中の場所を荒らして根こそぎ持って行っちゃう様な人達は迷惑な事なのです。地道に自分の培養所で育て下さい。

梅 Japanese Apricot

IMG_3983

銘【 思いのまま 】 Name:freely or at will

枝振りが思いのまま。観る人のおもいのままにとか。主語抜け会話を操り、それが通じることを道徳とする日本文化は良い意味では情緒で、外れると空気読めない人。樹皮のメタボ感が良い。セルライトかな。

真柏 Shimpaku (Japanese Juniper)

January 31, 2015 shooting Omiya Bonsai Art Museum
January 31, 2015 shooting
Omiya Bonsai Art Museum
January 31, 2015 shooting Omiya Bonsai Art Museum
January 31, 2015 shooting Omiya Bonsai Art Museum

銘【 武甲 】 Named:Buko The Buko? Historical place name.

甲斐と武蔵野国。そこで生まれたのかな。峠を越える山道で老木の下で一休み。で、模範回答。

絡み合った幹と枝の織りなす舎利の影が面白い。多彩な一品でまた観に行こう。

ビャクシン….自分の住む地域では害樹扱いになってます。盆栽クラスのサイズで管理されているのは害は無く、庭木にしてまんま放置が困り者。

January 31, 2015 shooting  Omiya Bonsai Art Museum
January 31, 2015 shooting
Omiya Bonsai Art Museum

「日本の景松 豪壮の美・黒松」 第二回企画展 Kuro-matsu (Black Pine) Plan exhibition

IMG_3922
January 31, 2015 shooting Omiya Bonsai Art Museum

IMG_4017

銘【 巌 】 Iwao Huge rock  collection No.015

黒松は雄松とも呼ばれる。幹が中太りにそそり立つ姿、捲れた樹皮ははち切れた腱。様はボディービルダー。スタミナ・ストロング系。大味でちょっと飽きてしまう。

企画展に展示されていた著名な盆栽園からの出展・収蔵品はその部分を陽と水、四季の滋養から得た健やかな生命力の印象になった。

IMG_3928
January 31, 2015 shooting Omiya Bonsai Art Museum
IMG_3929
January 31, 2015 shooting Omiya Bonsai Art Museum
IMG_3921
January 31, 2015 shooting Omiya Bonsai Art Museum

aboutにも記載しましたが撮影許可エリア内の盆栽のみ。撮らせて貰えるのはありがたい事です。

去年、シグマのイベントで室内展示(フョトグラファーと呼ばれる方達限定・・・)も含めた撮影会がありましたが、いつか機会がありましたら一般人にも…..お願いします!

a
January 31, 2015 shooting Omiya Bonsai Art Museum

Pieces Bonsai. Gathering spot sale.

スライドショーには JavaScript が必要です。

JAさいたま緑花木センターから。1月30日まで。  http://www.ja-saitama.or.jp/stand/stand_11/

ボロボロのベニヤ板の壁で恥ずかしいと職員さんが言ってらしたけど、見ての通り味があり素敵な趣がありますよ。張替しないでボロのままでいてほしい。

この日の前日に皐月の盆栽を二品購入していたため予算オーバーで観てるだけ~となりました。

Azalea of twins. From bonsai yard of Municipal Park.

January 21, 2015 shooting. Minuma District.
January 21, 2015 shooting. Minuma District.

セレモニー用に養育・管理されている双子ちゃんの盆栽。

あのですね、これを言っちゃお終いだけど、シャム双生児みたいだと率直に思い盆栽文化の業なのかとちょいかじりの情報で複雑になる。

この業についての印象は盆栽に興味を持った時から今も変わりがない。あえて控えていた事柄で。日本で開催される世界大会が終わったら書き連ねてみようと思う。

梅 Cave of Norse mythology

IMG_2995
The Omiya Bonsai Art Museum December 28, 2014.
IMG_2997
The Omiya Bonsai Art Museum December 28, 2014.
IMG_2998
The Omiya Bonsai Art Museum December 28, 2014.

Japanese Apricot 

Named:Omoi-no-mama  Collection No.079

北欧神話の湿度を連想する洞穴。ムミーントロールがひょっこり顔を出したりするのを楽しんだりする。日本だったらトトロなのだろうけど木が違うのでちょっとやめとく。

五葉松 鶴の舞

IMG_2954
December 28, 2014 shooting
IMG_2953
December 28, 2014 shooting

Plan exhibition. 「緑を寿ぐ」

Period: December 13, 2014 (Saturday) – January 21, 2015 (Wed)

Title:Goyo-matsu (Japanese Five Needle Pine)

Named:Tsuru-no-mai(Dance of Cranes)

柳腰なんでしょうか(松だけど) 細見で高さもあり全体が上手く撮れなかった。(初心者には難しい)

余談:前日ケネディ駐日大使が来賓してたのですね。

五葉松 Impression of timberline

IMG_2942
December 28, 2014 shooting

IMG_2943

Bonsai that was rooted the Goyo-matsu in stone, which is also armful. The bare rock maple and longevity plum, is such as is the planting Yamakoubashi, it has created a flavor of Miyama.

Collection guide. Commentary from the statement. No.102

美術館HPのバイリンガルでは解説文は省略されているのでジェネレータを利用して解説文を翻訳紹介してますが、乏しい英語力なのであてにならないです。

山もみじ From December of winter

IMG_2962
December 28 shooting
IMG_2070
November shooting (autumn)

【Rich leaves lush branches that spread from five trunk, to the spread in superb Bankon, cool shady epic mountain maple that is casting the (shade). To this film that had a style, and is attached inscription “Koga,” meaning that it is a noble elegant.】

Collection guide. Commentary sentences.

Yamamomiji (Japanese Maple) Name:koga No.075

日本では丸裸になりました。

Special Exhibition “Bonsan BONSAN- medieval bonsai alive in folding screen”

IMG_2114IMG_2127IMG_2125

うっかりして貸出先の盆栽園と銘の記録を忘れる。

これは無加工で、見事にジオラマ。ただ驚くばかり。

盆栽の印象に腑に落ちない点がいくつかあり、「河原者にとりにいかせる」の記述紹介は一つ事柄のヒントになり清々した気分になった。

http://www.bonsai-art-museum.jp/sisetsu/info.php?id=355